目 次
朝日新聞社運営「債務整理のとびら」で
債務整理に強い弁護士・司法書士を探す
債務整理に強い
弁護士・司法書士を探す
1. 「お金を借りる」主な方法と、借りられるまでの期間の目安
お金を借りる方法は一つではなく、緊急性や信用状況、家計の余力によって最適解は異なります。ここでは、主な借入方法について、借りられるまでの期間や注意点を整理します。
方法 | お金が手に入るまでの時間(目安) | 手に入る金額(目安) | 法律的に借金にあたるか |
|---|---|---|---|
質屋で質入れ | 即日(数十分~当日) | 1万円~50万円程度 (品物の評価額による) | あたらない |
消費者金融 | 即日~翌営業日 | 1万円~100万円程度 | あたる |
クレジットカード (キャッシング) | 即日 | 1万円~50万円程度 (キャッシング枠内) | あたる |
預金担保貸付 | 即日~数日 | 預金残高の70~90%程度 | あたる |
人から借りる | 即日~数日 | 数万円~100万円程度 | あたる |
銀行カードローン・ フリーローン | 数日~2週間程度 | 10万円~300万円程度 | あたる |
生命保険の契約者貸付 | 数日~1週間程度 | 解約返戻金の70~90%程度 | あたる |
従業員貸付制度 | 数日~数週間 | 5万円~50万円程度 | あたる |
公的融資制度 (生活福祉資金など) | 数週間~数カ月 | 10万円~200万円程度 | あたる |
1-1. 【即日可】質屋で高価な品を質入れする
質屋は、時計や貴金属などの品物を担保に、その場で現金を受け取れる点が特徴です。審査は不要で、即日で資金を確保できる反面、借りられる金額は品物の市場価値よりも低く設定されます。
また、返済期限までに返せない場合は質流れとなり、品物を失う点には注意が必要です。短期の資金調達には向いていますが、生活費の恒常的な補填には適しません。
1-2. 【即日可】消費者金融で借りる
消費者金融は比較的審査が緩やかで、即日融資が可能なケースもあります。一方で、金利は年15〜18%程度と高く、返済期間が長引くほど負担は大きくなります。
弁護士として多くの債務整理案件を見てきましたが、「一時的なつもりで借りた消費者金融が、複数社借入に発展した」というケースは決して少なくありません。
1-3. 【即日可】クレジットカードのキャッシング機能を使う
クレジットカードにキャッシング枠が設定されていれば、ATMを利用して即日で現金を引き出せます。手軽さはありますが、消費者金融と同程度の高金利である点は同様に注意が必要です。利用明細を見ないまま借り入れを重ねると、実際の負債額を把握できなくなる危険があります。
1-4. 【即日可】預金担保貸付を利用する
定期預金などを担保として、金融機関から借り入れる方法です。金利は比較的低く抑えられますが、事前に金融機関での手続きが必要となるため、必ずしも即日利用できるとは限りません。預金を解約せずに資金を確保したい場合の選択肢です。
1-5. 【即日可】家族や知人から貸してもらう
事情を説明すれば、比較的早く資金を得られる可能性がありますが、原則としておすすめはできません。実務上、親族間の金銭トラブルが深刻な紛争に発展した事例を弁護士として数多く見てきました。返済条件を曖昧にしたまま借りることは、人間関係を壊す大きなリスクを伴います。
1-6. 銀行のカードローンやフリーローンを利用する
銀行ローンは消費者金融よりも審査が厳しく、融資までに時間がかかる傾向がありますが、金利は低めです。安定した収入がある会社員などには有力な選択肢となります。緊急性が低い場合には、まず検討すべき方法です。
1-7. 生命保険の契約者貸付を利用する
契約者貸付は、生命保険の解約返戻金請求権を担保に借り入れる制度です。保険契約を維持したまま資金を調達できる点が特徴で、比較的低金利で利用できます。ただし、返済しないまま死亡や解約に至ると、保険金が減額される点には注意が必要です。
1-8. 従業員貸付制度を利用する
勤務先が制度を設けている場合に限り、会社から資金を借りることができます。条件は比較的有利なことが多いですが、利用できるかどうかは会社次第です。
1-9. 公的融資制度を利用する
生活福祉資金貸付制度や生活サポート基金、母子父子寡婦福祉資金貸付金制度などがあります。金利が低く返済条件も柔軟ですが、審査や手続きに時間がかかるため、即日での資金調達には向きません。長期的な生活再建を考える場合には重要な選択肢です。
2. 借金以外でお金を作る方法と、お金を得られるまでの期間の目安
借金をせずにお金を作る方法は、精神的なプレッシャーや将来の返済リスクを避けられる点で大きなメリットがあります。一方で、「すぐに現金を得られるのか」「どの程度の金額を期待できるのか」などを正確に理解していないと、想定とのズレが生じやすい点には注意が必要です。
ここでは、即日性の高い方法から、一定の時間を要する方法までを整理し、状況に応じた現実的な選択肢を示します。
方法 | お金が手に入るまでの期間の目安 | 手に入る金額の目安 |
|---|---|---|
即日払いのアルバイトで稼ぐ | 即日(当日~数日) | 5000円~1万5000円程度/日 |
リサイクルショップ・ 質屋で不要品を売却 | 即日 | 数百円~10万円程度 |
フリマアプリ・ ネットオークションで売却 | 数日~数週間 | 商品による |
クラウドソーシングサイトを利用 | 数日~数週間 | 数千円~数万円程度 |
公的支援制度を利用 | 数週間~数カ月 | 数万円~数十万円程度 |
2-1. 【即日可】即日払いのアルバイトで稼ぐ
日払いの中でも「即日払い」に対応したアルバイトは、借金をせずにその日のうち、または翌日には現金を得られる点が最大の特徴です。日払いや即日払いのアルバイトとしてはイベント設営、軽作業、引っ越し補助、警備補助などが代表例で、派遣会社や求人サイトを通じて比較的容易に探せます。
ただし、得られる金額は数千円から多くても数万円程度に限られ、体力的な負担が大きい仕事も多めです。継続的な収入源というより、緊急時の一時的な手段と考えるのが現実的です。
2-2. 【即日可】リサイクルショップや質屋で不要品を売却する
自宅にある不用品を現金化する方法として、リサイクルショップや質屋の利用があります。リサイクルショップは買取専門ですが、査定後すぐに現金を受け取れるケースが多く、即金性は高いといえます。
質屋の場合は、品物を担保にお金を借りる、または売却するという選択が可能です。ただし、いずれも市場価格より低い金額になる傾向があり、売却した品物は基本的に戻らない点を理解しておく必要があります。
2-3. フリマアプリやネットオークションで不要品を売却する
フリマアプリやネットオークションは、リサイクルショップより高値で売れる可能性がある反面、必ずしもすぐに売却できるとは限りません。出品から購入、発送、入金、そして実際に現金を引き出せるまでには数日から1週間以上かかることもあります。
即日で現金が必要な場合には不向きですが、時間に余裕があり、少しでも高く売りたい場合には有効な手段です。
2-4. クラウドソーシングサイトを利用する
クラウドソーシングサイトを利用すれば、ライティング、データ入力、簡単な作業などを通じて報酬を得ることができます。アルバイトのように場所を選ばず始められる点はメリットですが、仕事が完了してから報酬が確定し、実際に振り込まれるまでには一定のタイムラグがあります。
即日での資金確保には向かないものの、継続的な収入源としては検討の余地があります。
2-5. 公的支援制度を利用する
借金ではなく、国や自治体による公的支援制度を活用する方法もあります。代表的なものとして、住居確保給付金、教育訓練給付金、生活保護などが挙げられます。
これらは返済不要である点が大きな利点ですが、要件や審査があり、申請から支給までに時間を要するケースがほとんどです。生活が立ち行かなくなる前に、早めに相談窓口へ足を運ぶことが重要です。
3. 生活苦でお金を作る際にやってはいけないこと
生活が苦しいと、「今すぐ現金を作れるか」だけで判断してしまいがちです。しかし、短期的にお金が手に入ったとしても、違法性や高コスト、信用失墜、刑事・民事リスクによって、結果的に生活苦を何倍にも悪化させる手段があります。
弁護士としては、目先の現金よりも「将来の回復可能性」を守ることが最優先だと考えます。特に、家計が崩れている時期は判断力が落ちやすく、危険な勧誘ほど「救い」に見える点が落とし穴です。以下は、特に避けるべき代表例です。
3-1. ギャンブルやFXで一獲千金を狙う
ギャンブルやハイレバレッジのFXは、勝てば大きいという幻想を生みますが、統計的には負ける可能性の方が高く、生活苦の局面では「取り返そう」と資金投入が膨らみやすい点が危険です。さらに借金をして突っ込むと、返済不能に直結します。加えて、破産手続で免責不許可事由(浪費・射幸行為)と評価されるおそれもあり、再スタート自体が遠のきます。
3-2. 闇金からお金を借りる
闇金は、貸金業登録をせず違法な高金利で貸し付ける業者です。法外な利息請求にとどまらず、職場や家族への執拗な取り立て、個人情報の拡散、脅迫的言動など、生活基盤を破壊するリスクがあります。担当者の対応が柔らかい、いわゆる「ソフト闇金」なども実態は同様で、関わった時点で支配関係に置かれることは目に見えています。
3-3. 給与ファクタリング(給料ファクタリング)を利用する
給与ファクタリング(給料ファクタリング)とは、給与を「買い取る」形を装って、実質は高利で資金を渡し、次回給与から回収する仕組みです。名目は売買でも、実態が貸付と評価されれば貸金業法違反になり得ます。手数料が極めて高く、結局は毎月の手取りが減って自転車操業化しやすい点で、闇金に近い危険があります。
3-4. クレジットカードの現金化をする
商品購入を装い、換金して現金を得る方法ですが、カード会社の規約違反であり、発覚すれば強制解約や利用停止、残債の一括請求につながるおそれがあります。換金率の低さや手数料の高さで損失が出やすく、資金繰りをさらに悪化させます。信用情報にも悪影響が及び得るため、将来のローンや賃貸契約にも影響しかねません。
3-5. 闇バイトに応募する
「荷物を運ぶだけ」「高額報酬」などの誘い文句で、実際には詐欺や強盗等の犯罪に加担させられる例が後を絶ちません。応募時に渡した身分証等で脅され、抜けられなくなるケースもあります。逮捕・前科により就労や住居、家族関係まで失う危険があり、取り返しがつきません。
3-6. マルチ商法(連鎖販売取引)に手を出す
「簡単に稼げる」「紹介すれば収入が増える」と勧誘されますが、実際は在庫負担や高額な教材購入が先行し、労力に見合う収益を得られないことが多いです。友人・知人を勧誘する過程で信頼関係が壊れ、孤立を深めてしまう例もあります。生活苦のときほど冷静さを失いやすいので、距離を置くべきです。
3-7. 銀行口座を売却する
銀行口座の譲渡・売買は犯罪に当たり得ます。特殊詐欺等に利用され、捜査対象となるだけでなく、将来にわたり口座開設を拒まれるなど金融取引の自由を失うおそれがあります。数万円の対価と引き換えに、社会生活の基盤を壊す行為であり、絶対に手を出してはいけません。
もしすでに関与してしまった場合は、追加の指示に従わず、証拠を残した上で、警察や弁護士、自治体の相談窓口に早急に連絡することが重要です。
弁護士・司法書士をお探しなら
朝日新聞社運営「債務整理のとびら」
4. 生活苦の状態を解決せずに放置するリスク
生活苦の状態を放置すると、問題は自然に解消するどころか、時間の経過とともに深刻化するのが通常です。
まず、支払いや返済の遅れが続くことで、強い不安や焦燥感にさらされ、精神的に追い詰められていきます。その結果、冷静な判断ができなくなり、無理な借り入れや危険な手段に手を出してしまうおそれがあります。
また、延滞が続けば信用情報に傷がつき、いわゆるブラックリスト入りとなり、今後の借り入れやクレジットカードの利用が困難になります。さらに、債権者からの法的手続きにより、預貯金や給与などの財産が差し押さえられる可能性も否定できません。追い詰められた状況では、闇金などの違法業者からの勧誘を受けやすくなる点も大きなリスクです。
加えて、金銭問題は家族や友人との関係にも深刻な影響を及ぼします。問題を先送りせず、早い段階で収支を整理し、現実的な返済計画や生活再建の道筋を立てることが、早期解決への第一歩となります。
5. お金に困っているなら「債務整理」|主な手続きを紹介
すでに借金があり返済が困難になっている場合は、「これ以上どうにかやりくりする」ことよりも、法的な解決手段である債務整理を検討する段階に入っている可能性があります。
債務整理は、借金を帳消しにする魔法ではありませんが、返済条件を現実的なものに見直し、生活再建を図るための正当な制度です。ここでは、代表的な3つの手続きについて、その概要や向いている人の特徴を整理します。
5-1. 任意整理
任意整理は、裁判所を使わず、弁護士が債権者と直接交渉し、将来利息のカットや減額、返済期間の延長を目指す手続きです。原則として元金は返済することになりますが、月々の返済額を抑えやすく、手続きの柔軟性が高い点が特徴です。
比較的収入が安定しており、「利息負担が重い」「返済が少し苦しい」という人に向いています。費用も他の手続きに比べて抑えやすい傾向があります。
5-2. 個人再生
個人再生は、裁判所を通じて借金を大幅(最大10分の1まで)に減額し、原則3〜5年で分割返済する手続きです。住宅ローン特則を利用すれば、持ち家を残したまま他の借金を整理できる可能性があります。
借金総額が大きく、任意整理では解決が難しい一方で、一定の収入が見込める人に適した制度です。手続きは複雑で費用もかかりますが、生活を立て直す現実的な選択肢となります。
5-3. 自己破産
自己破産は、裁判所の決定により借金の支払義務を免除してもらう手続きです。原則として借金はゼロになりますが、一定の財産は処分され、職業制限などの影響も一時的に生じます。返済の見込みが立たない場合の最終手段であり、「人生をやり直すための制度」と位置づけられます。適切に利用すれば、再出発のための大きな一歩となります。
6. お金に困ったら弁護士や司法書士に相談するメリット
お金の問題で行き詰まったときに弁護士や司法書士へ相談する最大のメリットは、状況を法的に整理し、生活を立て直すための現実的な道筋を示してもらえる点です。収支や借入状況を踏まえ、自分に合った債務整理の方法を客観的に判断してもらえるため、無理な選択を避けやすくなります。
また、専門家に依頼すれば、債権者との交渉や裁判所への手続きを任せられ、精神的な負担も軽減されます。弁護士はすべての債務整理に対応でき、司法書士は一定額以下の案件を中心に扱うため、早めに相談することで選択肢を広げることができます。
7. お金を作る方法についてよくある質問
Q. 借金以外で今すぐお金を作る方法はある?
借金以外で今すぐお金を作る方法としては、日払い・即日払いのアルバイトや、不用品の売却などが現実的な選択肢となります。ただし、闇バイトは犯罪に巻き込まれる危険があるため厳禁です。また、クレジットカードの現金化や給与ファクタリングは、一見すると借金以外の方法に見えますが、違法性や高リスクを伴うため利用すべきではありません。
Q. クレジットカードのキャッシングは「借金」に当たる?
クレジットカードのキャッシングは明確に「借金」に当たります。カード会社から金銭を借り入れ、後日返済する仕組みであり、金利も発生します。利用が重なると返済負担が増え、家計を圧迫する原因となるため、安易な利用は避けるべきです。
Q. 公的融資制度は誰でも利用できますか?
公的融資制度は、誰でも無条件に利用できるわけではありません。収入状況や世帯構成、資産の有無などの要件が定められており、審査を通過する必要があります。ただし、条件に該当すれば低金利または無利子で利用できる制度もあり、検討する価値はあります。
Q. 保険や預金を担保にお金を作る方法は安全?
自分の生命保険や定期預金を担保にお金を借りる方法は、比較的安全性の高い手段といえます。ただし、返済できない場合には、保険が解約されたり、預金が充当されたりするので注意が必要です。将来への影響も踏まえて判断すべきです。
Q. 怪しい副業の広告を見分けるためのポイントは?
「簡単」「誰でも」「即金」などの言葉を強調する副業広告には注意が必要です。具体的な仕事内容や報酬の根拠が示されていないものは、高い確率でトラブルに発展します。冷静に情報を確認する姿勢が重要です。
8. まとめ 簡単にお金を作れる方法は、割に合わなかったり、リスクがあったりするので要注意
お金に困ったときは、借金でしのぐ方法と、借金以外で現金を作る方法があります。質屋や消費者金融、キャッシング、日払いアルバイト、不用品売却は即金性がある一方、金利負担や継続性の乏しさが課題です。
公的支援や銀行ローンは条件が合えば有効ですが、入金まで時間がかかります。闇金、給与ファクタリング、カード現金化、闇バイト、口座売却は違法性や将来への悪影響が大きいため、絶対に避けるべきです。返済が限界なら早めに専門家へ相談し、任意整理・個人再生・自己破産などで生活再建を図ることが重要です。
(記事は2026年3月1日時点の情報に基づいています)
朝日新聞社運営「債務整理のとびら」で
債務整理に強い弁護士・司法書士を探す