目 次
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1. 過払い金診断は怪しい?
過払い金そのものは全てが怪しいわけではありません。払い過ぎた利息分を返してもらうために法律上の権利に基づいて行う正当な行為です。また、過払い金診断は、過払い金請求ができるかどうかの目安を簡易的にチェックするためのツールやサービスです。しっかりとした弁護士などが提供しているものであれば、そこまで怪しむ必要もありません。
もっとも、中には「怪しい」と言わざるを得ないサイトも一部存在することは確かです。そのようなサイトを使ってしまうとあまり良い結果にならないこともあり、注意が必要です。
過払い金診断の大まかな流れは、次のとおりです。
借入期間や借入先などの情報をフォームに入力する
自動計算ツールや事務所スタッフなどが過払い金請求できる概算金額を算出する
メールや電話などで結果を通知する
この際、あまりにも少ない情報を入力しただけですぐに結果が画面表示されるものは多少怪しいかもしれません。これに対し、詳しい情報を伝えた後にスタッフなどが結果を通知してくれるものは、人の手でしっかりと診断されている可能性があり、信頼性が高まります。
2. 過払い金の無料診断が誤解されやすい理由と注意点
広告や営業の要素が強い印象から「怪しい」と感じる人も多いですが、内容を知れば納得できる面も多くあります。過払い金の無料診断がどのようなものかを正しく知ることが重要です。
ここでは、過払い金の無料診断が誤解されやすい理由と注意点についてご説明します。
2-1. どうして無料診断ができるのかわからないから
無料で診断をしてくれることそのものが怪しいと感じられるかもしれません。
基本的に無料診断を行っているのは、診断費用を過払い金の回収報酬として後払いで受け取る仕組みだからです。成功報酬型のモデルを採用しているためであり、一部の詐欺的な無料診断を除けば、怪しい方法でお金を騙し取ろうとしているわけではありません。
2-2. 診断時に個人情報を伝えるのが不安だから
診断では、さまざまな個人情報を伝える必要があります。そのため、不安を感じる人も少なくありません。しかし、正確な診断を行うには、借り入れに関する詳しい情報が欠かせません。診断に必要な最低限の情報は、きちんと伝える必要があります。
信頼できる専門家の事務所であれば、個人情報は守秘義務に基づいて適切に管理されます。弁護士などの専門家には秘密を守る義務があり、情報が不正に流出するリスクは低いといえます。
特に弁護士事務所では、法律に基づいた厳格な管理体制のもとで過払い金診断を行っています。もし守秘義務に違反して情報を漏らした場合、刑事責任を問われたり、資格を失ったりするおそれもあります。
このため、信頼できる弁護士事務所で診断を受ける限り、個人情報がずさんに扱われる心配はほとんどありません。
2-3. 無料診断後に電話がかかってくるから
無料診断後に電話で連絡が来るケースは確かにあります。しかし、多くの事務所では時間帯の希望を伝えたり連絡方法(電話・メールなど)の希望を伝えたりできるため、必要以上に心配する必要はありません。また、診断を行った事務所以外の業者などから電話がかかってくることも基本的にありません。
電話連絡も、個人の携帯電話などに連絡が来るのであり、職場などに連絡が来るということは希望しない限りありません。どうしても電話連絡をしてほしくない場合には、メールでやり取りをしてくれたり、直接の面談で結果を伝えてくれたりすることを明記している事務所を選ぶようにしましょう。
3. 過払い金診断のメリット
借入先や借入時期によっては、高額の過払い金が発生する可能性もあります。無料診断を行うことでその可能性をざっくりとチェックできるのは大きなメリットです。過払い金診断のメリットについてご説明します。
3-1. 過払い金の有無をざっくり把握できる
借入先や借入時期などを含めた必要な情報を入力することで過払い金請求ができる余地があるかどうかをざっくりと診断でき、把握できます。
請求しても可能性がない場合にはその旨の結果が伝えられる一方、請求する価値がある場合にはそのことが伝えられるので、請求に踏み切るべきかどうかを知る第一歩になります。
3-2. 相談前の「予備調査」として使える
正式な相談をする前にまずは様子を見てみたいという人にとっても、過払い金診断は活用しやすいです。過払い金診断をしたから必ず正式な面談を申し込まなければならないわけではないため、すぐに面談の申し込みや請求代行の依頼をせずに過払い金請求の見込みを検討できることはメリットの一つです。
3-3. 専門知識がなくてもすぐできる
過払い金診断は、専門知識がなくても求められた情報を入力するだけで簡単に行えます。質問形式で分かりやすく案内してくれるサービスも多く、操作に迷うことはほとんどありません。基本的に、過払い金の知識がない人でも使いやすいように設計されています。
4. 過払い金診断のデメリットと注意点
過払い金診断はあくまでも簡易的なチェックで請求できる可能性を大まかに示すものに過ぎず、正式な過払い金請求を行うには改めて面談などを進める必要があります。
過払い金診断に関する誤解や不安を避けるためにも、過払い金診断をすることの限界を理解しておくことは重要です。
ここでは、過払い金診断のデメリットと注意点についてご説明します。
4-1. 正確な金額は算出できない
過払い金診断の結果はあくまでも参考レベルのものでしかありません。診断だけで正確な請求可能金額などがわかるわけではないということに注意が必要です。
正確な請求可能金額は、面談・依頼の上で専門家が取引履歴を検討したり引き直し計算のような専門的な計算を行ったりしなければ算出できず、診断だけでは分からないということに注意しておきましょう。
4-2. 診断しただけでは過払い金は請求されない
無料診断を行うことは、過払い金請求を依頼することとは別物です。過払い金請求を実際に行うには、弁護士などとの直接面談を行った上で正式に依頼して契約を結ぶことが必要です。
4-3. 詐欺や悪質業者には要注意
無料診断の中には詐欺や悪質業者が紛れ込んでいることも事実です。実際には請求が困難なのにお金が返ってくるかのように見せかけて報酬金を騙し取るなどの被害も存在します。
必ず弁護士や司法書士の資格を有している事務所が行うものを選ぶようにし、無資格の業者が行う診断は選ばないようにしましょう。
また、弁護士や司法書士であっても悪質なものは存在する可能性があるため、診断を行う前にどの弁護士・司法書士が診断を行っているのかを確認し、Google検索などを通じてその弁護士・司法書士の評判などを確認することが大切です。
悪質なものについては、低評価のレビューや評判が多くヒットする可能性が高く、事前に評判を確認するだけでも悪質な無料診断による被害を避けられる可能性を高めることができます。
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5. 過払い金は本当に戻ってくる?|発生条件と請求の流れ
過払い金は、条件を満たせば実際に戻ってくる可能性があります。まずは、自分の借入状況や過払い金発生の仕組みを理解しておきましょう。
5-1. 過払い金が発生する条件とは?
過払い金が発生する基本的な条件があります。この基本的な条件を満たしていなければ、過払い金が発生することは基本的にはありません。
過払い金が発生する可能性がある基本的な条件は次のとおりです。
年利15〜20%を超える金利(グレーゾーン金利)でお金を借りていたこと
最後の借り入れまたは最後の返済日から10年以上が経過していないこと
2006年頃よりも相当前の時期からお金を借りていること
借り入れた金額が相当大きいこと
相当長期間にわたって返済を続けていたこと
これらの条件を全て満たす場合には、過払い金が発生する可能性が高まります。ただし、必ず過払い金が戻ってくるとは限らないため、専門家に詳しく判断してもらうことが重要です。
5-2. 過払い金を請求する流れとは?
過払い金を請求する基本的な流れは次のとおりです。
弁護士などの専門家と直接面談し、過払い金請求の可能性を判断してもらう
専門家に依頼する
取引履歴を入手・確認する
過払いとなっている金額を算出し、引き直し計算を行う
貸金業者などと交渉して任意での返還を目指し、どうしても任意での返還が実現できなければ裁判も視野に入れる
貸金業者等から過払い金が返還される
このうち、専門家に依頼した後の手続きは、基本的に全て依頼した専門家が行ってくれるので、自分で何か手続きをしなければならない負担はあまりありません。
依頼する前には、弁護士などの専門家と直接面談するのが原則です。なかには、弁護士や司法書士ではなく事務員しか対応しなかったり、電話面談だけで済ませようとする事務所もあります。しかし、そのような場合は、正確な過払い金請求ができないおそれがあります。不安や疑問をきちんと解消するためにも、専門家本人と直接面談することをおすすめします。
5-3. 診断前に確認しておきたいこと
最低限、全ての借入先と取引期間をメモして診断に臨むようにしましょう。取引期間については正確な情報が分からないことも多いですが、できる限り正確な情報を伝えることが大切です。特に、完済した年と最初に借りた年の情報が重要となるので、これらについてはなるべく正確な情報を伝えるように努めましょう。
6. 過払い金診断をするときに、弁護士や司法書士に依頼するメリット
信頼できる弁護士・司法書士に相談・依頼することで、正確な請求金額の算出から、請求・交渉・裁判対応まで一貫して任せることができます。そもそも過払い金の診断ができるのは弁護士や司法書士の資格を有する者だけであり、無資格の業者を利用してはいけません。
信頼できる弁護士や司法書士に依頼すれば、過払い金請求だけでなく、ほかの債務整理が適している場合もその旨を案内してもらえます。借金問題をまとめて解決してもらえる点もメリットです。
7. 過払い金請求を依頼する専門家の選び方
過払い金請求を実際に依頼する場合の事務所選びのポイントについてご説明します。
7-1. 過払い金請求の実績が豊富な事務所か
実績を確認するために、事務所のサイトやSNS・書籍などでの発信をチェックしましょう。解決事例があるとイメージが湧きやすいでしょう。口コミやレビューを確認し、悪質な業者ではないかを見極めることが大切です。
ただし、口コミやレビューは主観によるところが大きいので全てが正しいとは限りません。参考程度にしておきましょう。
7-2. 無料相談をした際に相性の良さを感じるか
無料相談を実施している事務所では、その際に相性の良さを感じるかどうかも大切なポイントです。少しでも不信感を抱くようであれば、その直感を大切にして他の事務所を選んで構いません。
7-3. 他の借金についても気兼ねなく相談できるか
中には、借金問題全体について親身に相談に乗ってくれない事務所もあります。借金で悩んでいる場合、過払い金請求よりも、より根本的に解決できる債務整理のほうが適しているケースもあります。
自分にとって最善の方法を親身にアドバイスしてくれる事務所かどうかを見極めたうえで、依頼するかを判断しましょう。
8. 過払い金診断に関するよくある質問
Q. 過払い金請求は自分でできる?
自分ですることが禁止されているということはありませんが、専門知識に基づく複雑な計算を実際に行うことは極めて難しいです。専門家に依頼したほうがよいでしょう。
Q. 過払い金診断をするのはどこがいい?
弁護士などが運営するサイトであれば安心なことが多いです。サイト内の「運営者情報」「プライバシーポリシー」を確認してみましょう。ただし、弁護士などが名義を貸しているだけといった詐欺まがいの診断サイトも存在します。必ずその弁護士・司法書士の名前で検索して明らかな低評価レビューが存在しないかを確認してください。
Q. 過払い金の診断でお金を取られることはある?
基本的には無料です。正式な依頼後には、成功報酬や費用がかかります。診断の段階でお金を請求される場合には注意しましょう。
Q. 過払い金の無料診断の口コミは信じていいの?
口コミは有益なものもありますが、中には広告目的の信頼できないものもあります。診断に対する口コミだけでなく、運営元の弁護士等が信頼できるかどうかをよく検索して判断してください。
Q. 過払い金があるかどうか、どうやってわかる?
借入先や契約時期、返済年数などによって過払い金の有無が決まります。無料診断では大まかな目安を把握できます。正確な金額は、取引履歴に基づき厳密な計算を行うことで算出されます。
9. まとめ|過払い金診断は正しく使えば安心できる第一歩
過払い金診断は、借金を返し過ぎていないかを簡単に確認できる有用なサービスです。無料だからといって怪しいわけではなく、弁護士や司法書士が運営する正規の診断であれば安心して利用できます。
ただし、診断結果はあくまで目安にすぎず、正確な請求には専門家との面談や正式な依頼が必要です。詐欺的な診断サイトも存在するため、運営者の資格や評判をよく確認し、信頼できる事務所を選びましょう。
(記事は2026年1月1日時点の情報に基づいています)
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