目 次
朝日新聞社運営「債務整理のとびら」で
債務整理に強い弁護士・司法書士を探す
債務整理に強い
弁護士・司法書士を探す
1. 闇金問題に関する弁護士費用の相場|1件当たり5万円~20万円程度
闇金に関するトラブルの解決を弁護士に依頼する際には、弁護士費用を支払う必要があります。
闇金問題に関する弁護士費用の相場は、おおむね1件当たり5万円~20万円程度です。依頼する弁護士によって、費用の金額や内訳などが異なります。また、闇金から借りている額が多い場合は、弁護士費用が高くなる傾向にあります。
弁護士費用は少々高いと感じられるかもしれませんが、闇金トラブルを自力で解決するのはかなり大変です。弁護士に依頼すれば、闇金とのやり取りをすべて任せられます。費用がかかるとしても、弁護士に依頼することをお勧めします。
2. 闇金問題に関する弁護士費用の内訳
闇金問題に関する弁護士費用には、「相談料」「着手金」「報酬金」「実費」などが含まれます。各費用の概要や金額相場を解説します。
なお、実際の弁護士費用は依頼先によって異なるので、正式に依頼する前に必ず見積もりを示してもらってください。
2-1. 相談料
相談料は、正式に依頼する前の法律相談について発生します。30分当たり5500円程度が標準的です。
ただし、闇金問題については無料相談を受け付けている弁護士も多いです。相談料を支払う余裕がないときは、無料相談ができる弁護士を探してみましょう。
2-2. 着手金
着手金は、弁護士と委任契約を締結して正式に依頼する際に支払います。闇金問題の着手金は、1社当たり3~6万円程度が標準的と思われます。
なお、事件処理の結果にかかわらず、原則として着手金は返還されません。
2-3. 報酬金
報酬金は、弁護士による対応が完了した際に、得られた結果に応じて支払います。
闇金問題に関する報酬金の内訳や計算方法は弁護士によって異なりますが、以下のような報酬金を設定している例がよく見られます。
報酬金の種類 | 概要 | 目安 |
|---|---|---|
基本報酬(解決報酬金) | 闇金トラブルが解決したことについての報酬金 | 2万円程度 |
減額報酬金 | 返済不要となった債務の額に応じた報酬金 | 返済不要となった額の10%程度 |
回収額に応じた報酬金 | 闇金から回収した金額に応じた報酬金 | 回収額の20%程度 |
たとえば、弁護士の対応によって闇金からの借金50万円が返済不要となり、かつこれまで返済した20万円が返ってきたとします。このケースで、解決報酬金2万円、減額報酬金10%、回収額に応じた報酬金20%と設定されている場合であれば、報酬金総額は11万円(=2万円+50万円×10%+20万円×20%)です。
闇金から借りている金額によりますが、報酬金としては1社当たり2~15万円程度を想定しておきましょう。着手金と報酬金を合計すると、1社当たり5~20万円程度が標準的と思われます。
2-4. 実費
弁護士が対応の過程で支出した費用は、原則として依頼者の負担となります。
闇金対応の際に発生し得る実費としては、交通費や郵送費などが挙げられます。返金を請求するために訴訟を提起する場合は、訴訟費用がかかります。
訴訟を行わない場合は総額で数千円~2万円程度、訴訟を提起する場合は2万円~4万円程度となるケースが多いです。
3. 闇金問題の解決は、弁護士と司法書士のどちらに依頼すべき?
闇金問題の解決は、弁護士のほかに司法書士も取り扱っています。弁護士と司法書士のどちらに依頼すべきか、判断に迷っている人もいるかもしれません。
弁護士と司法書士の主な違いは、取り扱える業務の範囲です。
司法書士は、闇金からの借入額が1社当たり140万円以下の事案しか取り扱えません。また、裁判手続き(訴訟など)は簡易裁判所で行われる場合のみ対応できます。
これに対して弁護士は、闇金対応に関する業務範囲の制限がありません。金額にかかわらず対応でき、地方裁判所以上の裁判所で行われる訴訟などにも対応可能です。
基本的には、幅広く対応できる弁護士への依頼をお勧めします。特に闇金から高額のお金を借りている場合や、訴訟によって返金を求めたいと考えている場合は、必ず弁護士に依頼してください。
ただし、闇金対応について豊富な経験を有する司法書士もいます。借入額が比較的少なく、訴訟を必要としない場合は、司法書士に依頼することもあり得る選択肢でしょう。
弁護士と司法書士のどちらに依頼するとしても、無料相談などによって実際に会ってみて、信頼できるかどうかを見極めてください。
4. 闇金を弁護士に相談したらどうなる?|費用を払って依頼するメリット
闇金トラブルを自力で解決するのは大変です。費用を払うことになっても、弁護士に依頼することを強くお勧めします。
闇金対応を弁護士に依頼することの主なメリットは、以下のとおりです。
4-1. 督促が止まり、返済をせずに済む
借金については、「利息制限法」という法律によって金利の上限が設けられています(元本額に応じて、年15~20%)。
しかし闇金は、これを大幅に上回る法外な金利で貸し付けを行っています。利息制限法の上限を超える部分の金利は無効ですが、闇金はそれを意に介さず、債務者に対してしつこく支払いを要求してきます。
闇金から法外な高金利でお金を借りた場合、そのお金は一切返済する必要がありません。不法な原因のために給付をした者は、その返還を請求できないとされているためです(不法原因給付:民法708条)。利息だけでなく、元本の返済も不要です。
弁護士に依頼すれば、不法原因給付であることを根拠として、闇金に対して返済しない旨をきっぱりと伝えてもらえます。弁護士から連絡すれば、多くの場合は闇金からの督促(取り立て)が止まり、返済も止めることができます。精神的なストレスが軽減され、生活費の確保もしやすくなるでしょう。
4-2. 闇金と直接やり取りする必要がなくなる
弁護士に依頼すれば、闇金とのやり取りをすべて任せることができます。
闇金の最も危険なところは、暴行や脅迫を用いた取り立てを行ったり、返済できなくなった人を犯罪行為に加担させようとしたりする点です。
弁護士に闇金とのやり取りを任せれば、このような危険から身を守ることができます。精神的なストレスも、大幅に軽減されるでしょう。
4-3. 被害金が返還される可能性がある
すでに闇金に対して返済したお金についても、弁護士に依頼すれば、法的根拠に基づいて返還を請求してもらえます。たとえば、公序良俗違反による契約の無効などを理由に、返還請求ができる可能性があります。
弁護士から連絡しても、闇金がすんなり返金に応じるとは限りません。しかし弁護士は、警察と連携したり、裁判所に訴訟を提起したりするなどの粘り強い対応で、返金の実現に向けて尽力します。
弁護士・司法書士をお探しなら
朝日新聞社運営「債務整理のとびら」
5. 闇金問題で弁護士費用が不安なときの対処法
闇金問題の解決を弁護士に依頼したいものの、費用の支払いが不安だと感じることも多いと思います。そんなときは、負担を抑えるために以下の方法を検討してください。
5-1. 無料相談を受け付けている弁護士を選ぶ
闇金問題に関する法律相談は、無料で受け付けている弁護士がたくさんいます。相談料を節約したいなら、無料相談ができる弁護士を探して申し込みましょう。「債務整理のとびら」には、無料相談を受け付けている弁護士が多数登録されています。
無料相談を利用しても、その弁護士への依頼が必須というわけではありません。複数の弁護士の無料相談を利用することもできます。
5-2. 分割払いについて相談する
すぐに弁護士費用を払えない場合は、弁護士に分割払いの相談をしてみましょう。経済的に苦しい事情を理解してもらえば、3~6回程度の分割払いに応じてもらえることがあります。
弁護士に依頼すれば、闇金に対する返済を止めることができます。そのお金を弁護士費用に回せば、分割払いであっても比較的短期間で支払いを完了できるでしょう。
5-3. 法テラスを利用する
収入と資産がいずれも一定水準以下の人は、法テラスの民事法律扶助を利用できます。1回当たり30分の無料相談を3回まで利用できるほか、弁護士費用を法テラスに立て替えてもらえます。法テラスが立て替えた弁護士費用は、原則として毎月5000円〜1万円程度を分割で返済します。
ただし、法テラスの窓口で利用を申し込むと、自分で弁護士を選ぶことができません。弁護士を選びたいなら、「債務整理のとびら」などを活用して法テラスの契約弁護士を探しましょう。その弁護士を通じて法テラスの利用を申し込むことができます。
「債務整理のとびら」でも、法テラス利用可能な弁護士事務所が掲載されていますので活用してください。
5-4. なるべく早めに相談する
闇金トラブルに悩んでいるなら、できる限り早い段階で弁護士に相談しましょう。早期に弁護士へ相談して闇金への返済を止めれば、その分のお金を弁護士費用に回せます。
そもそも闇金に対して借金を返済する必要はありませんが、暴力的な取り立てなどを恐れて返済を続けている人もいるかと思います。自力での解決が難しいと感じているなら、一日も早く弁護士にご相談ください。早期の相談によって返済総額を減らすことができ、弁護士費用を含めてもトータルのコストを大幅に抑えられます。
6. 闇金対応を依頼する弁護士を選ぶ際のポイント
闇金トラブルの解決を依頼する弁護士を選ぶ際には、以下のポイントに着目するとよいでしょう。
闇金対応の実績
口コミ
相談対応の丁寧さ
弁護士費用
など
大切なのは、自分にとって信頼できる弁護士に依頼することです。弁護士費用の安さだけを重視して選ぶのはお勧めできません。実際に弁護士に会ってみたうえで、費用だけでなく総合的な観点から信頼できる弁護士を見極めましょう。
7. 闇金対応を弁護士に依頼するときの注意点
闇金問題の解決を弁護士に依頼するときは、スムーズな解決を実現するため、以下のポイントを念頭に置きつつ対応してください。
7-1. 闇金業者とのやり取りは弁護士に任せる
銀行や消費者金融などを相手に債務整理を行う場合、取り立てなどの連絡はすべて弁護士宛に行われるようになります。しかし、違法業者である闇金がそうするとは限りません。闇金対応を弁護士に依頼した後も、闇金から自分宛に取り立てなどの連絡が来る可能性は十分あります。
闇金からの連絡に自分で対応すると、暴行や脅迫などの危害を加えられたり、弁護士と縁を切るように迫られたりするおそれがあります。弁護士を飛び越えて、法律の知識に乏しい債務者本人を丸め込もうとするのが闇金の狙いです。
弁護士に依頼した後は、闇金業者から連絡を受けても自分で対応してはなりません。無用なストレスに晒されることを防ぎ、また弁護士の交渉の妨げにならないようにするためにも、闇金とのやり取りは弁護士に任せましょう。もし闇金から直接連絡を受けたら、すぐに弁護士へ報告してください。
7-2. 情報をできるだけ多く、隠さず伝える
弁護士に相談する際には、自分が知っている情報をできるだけ多く、隠さず伝えるように努めてください。情報が多ければ多いほど、弁護士は適切な対応がしやすくなります。
たとえば、闇金業者の素性について知っていることがあれば、必ず弁護士に伝えましょう。
また、闇金からお金を借りることになった経緯や、闇金との間でどのようなやり取りをしたのかなども、弁護士の対応に当たっては重要な情報です。ギャンブルや浪費などの後ろ暗い事情があっても、隠さず正直に話すことがスムーズなトラブル解決に繋がります。
7-3. 弁護士費用の見積もりを取得する
弁護士へ依頼する前に、必ず弁護士費用の見積もりを示してもらいましょう。
弁護士費用が不明確なまま依頼すると、途中で予期せぬ追加費用を請求されるなど、弁護士との間でトラブルが生じるおそれがあります。少しでも疑問があれば、弁護士に質問して解消してから依頼するようにしてください。
また、弁護士費用の金額は依頼先の弁護士によって異なります。少しでも安く依頼したいなら、複数の弁護士の見積もりを比較してみましょう。大まかな費用の相場を把握できますし、その中で安く依頼できる弁護士を知ることもできます。
弁護士費用の見積もりは通常、無料で提示してもらえます。無料相談などを利用した際に、弁護士に見積もりの希望を伝えてください。
弁護士・司法書士をお探しなら
朝日新聞社運営「債務整理のとびら」
8. 闇金問題はなるべく早めに弁護士に相談すべき
闇金から借金をしてしまった場合、自分だけで問題を解決するのは難しいです。自力で解決しようとすると、暴力的な取り立てを受けて危険な目に遭うおそれがあります。闇金への対応は、経験を積んだ弁護士に任せるのが安心です。
弁護士に依頼すれば、その時点で闇金への返済を止めることができるので、生活に余裕が生まれます。また、闇金とのやり取りをすべて弁護士に任せられるので、ストレスも大幅に軽減されます。
とにかく一日も早く弁護士に相談して、闇金トラブルの早期解決を目指しましょう。
9. 闇金と弁護士費用に関するQ&A
Q. 闇金からの借金は返済しなくていい?
闇金からの借金は法律上返済義務がないと定められている「不法原因給付」に当たるため、返済する必要はありません。元本・利息・遅延損害金のいずれも返済不要です。
Q. お金がないのでなるべく安い弁護士に頼みたいが、安すぎるところは怪しい?
弁護士費用が安いから怪しい、高いから信頼できるというわけではありません。費用が安くてもきちんと仕事をする弁護士はいますし、逆に高い費用を取りながら仕事ぶりが不適切な弁護士もいます。
無料相談などを利用して、実際に弁護士に会ったうえで信頼できるかどうかを見極めてください。
Q. お金がなくても、闇金問題の解決を弁護士に依頼する方法は?
収入と資産がいずれも一定水準以下の人は、法テラスを利用すれば弁護士費用を立て替えてもらえます。
法テラスを利用しない場合でも、弁護士に事情を説明して相談すれば、分割払いに応じてもらえることがあります。
Q. 闇金問題の解決には、どのくらいの時間がかかる?
事案によって異なりますが、督促や返済を止めるだけなら即日~1週間程度で完了することが多いです。
これに対して、闇金に返済したお金を取り戻そうとする場合は、数カ月以上の期間を要することがあります。
Q. 闇金問題を弁護士に相談しても意味ない?費用をかけるメリットはある?
闇金トラブルを自力で解決するのは困難です。また、闇金とのやり取りを自分で行うと大きなストレスがかかるうえに、暴行や脅迫などの危険が及ぶこともあります。
弁護士に依頼すれば、法的な根拠に基づいて闇金への返済を拒否することができます。また、弁護士が矢面に立って対応してくれるので、ストレスや危害のリスクの軽減にも繋がります。
費用をかけてでも、弁護士に依頼するメリットは大きいので、早めに弁護士へ相談してください。
10. まとめ 闇金からお金を借りてしまったら速やかに弁護士に相談を
闇金トラブルの解決を弁護士に依頼する際の費用は、1社当たり総額5~20万円程度が標準的です。闇金から借りている金額や依頼先の方針によって異なりますが、初期費用(着手金)として3~6万円程度、解決時に支払う報酬金として2~15万円程度がかかります。
そもそも闇金から借りたお金は、法律上返す義務がありません。一日も早く弁護士に依頼し、法律のルールに従って返済を拒否しましょう。返済が止まれば生活が楽になるうえ、弁護士に対応を依頼すれば自分の身を守ることもできます。
闇金トラブルを自力で解決するのは難しいので、費用がかかっても弁護士に対応を依頼するのが安心です。
(記事は2026年1月1日時点の情報に基づいています)
朝日新聞社運営「債務整理のとびら」で
債務整理に強い弁護士・司法書士を探す