目 次
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1. 債務整理について弁護士に電話相談することは可能
借金問題で悩んでいる人は、弁護士に電話で相談することが可能です。来所の必要がなく、顔を合わせることもないため、プライバシーを守りながら気軽に相談できます。
特に債務整理の分野では、電話相談でおおまかな方針を確認し、必要に応じて面談に進む流れが一般的になっています。相談内容は守秘義務によって厳格に保護されるため、安心して現状を打ち明けることができます。
2. 債務整理で弁護士に電話相談できる窓口4選
債務整理について弁護士に相談できる窓口を4つ紹介します。
2-1. 債務整理に強い弁護士事務所
最も一般的なのは債務整理に強い弁護士事務所への電話相談です。初回相談を無料としている事務所も多く、フリーダイヤルを設けているケースも増えています。電話では、弁護士や事務スタッフが対応し、借入状況や返済額を簡単に聞き取ったうえで、どの手続きが適しているかを大まかに判断します。
たとえば、任意整理で対応可能か、あるいは自己破産や個人再生を検討すべきかといった点を、初回の段階で助言してもらえることもあります。電話相談の利点は、顔を合わせずに済む安心感と、すぐに行動へ移せるスピード感にあります。特に多重債務を抱える方にとっては、「まず話を聞いてもらう」こと自体が借金問題を解決する第一歩となります。
私自身、弁護士として債務整理の電話相談を多く受けてきましたが、なかには「電話で話すだけで気持ちが楽になった」という人もいます。
ただし、電話相談では原則として匿名での相談ができないことに注意が必要です。また、書類を確認してもらったり、詳細な返済計画を立ててもらったりすることもできません。実際に依頼を検討する場合は、面談で書類を提示し、正式な委任契約を結ぶ必要があります。そのため、電話相談は「第一段階」として位置づけ、次の面談につなげる意識を持つとよいでしょう。
2-2. 各都道府県の弁護士会
次に、各都道府県の弁護士会でも電話による法律相談を実施しています。すべての弁護士会が電話相談に対応しているわけではありませんが、「〇〇弁護士会 電話相談」などと検索すれば、法律相談に関する情報ページが見つかることが多いです。
たとえば、栃木県弁護士会、東京弁護士会などでは、電話予約のうえ、後日弁護士が相談に応じる体制を整えています。弁護士会の電話相談は、地域密着型の特徴があり、地元で活動する弁護士に直接相談できる点が強みです。
ただし、すべてが無料ではなく、有料のケースもあります。また、予約枠が限られているため、希望日が埋まっていることも少なくありません。早めの予約をおすすめします。
2-3. 全国の法テラス
3つ目の窓口は、国が設置した法テラス(日本司法支援センター)です。全国各地に事務所があり、電話やオンラインでの相談が可能です。債務整理に関しては、民事法律扶助制度を利用することで、無料で相談できる場合があります。
法テラスでは、相談内容に応じて、弁護士費用の立替制度を利用することもできます。収入や資産の基準を満たせば、弁護士費用を分割で支払うことができ、依頼者の経済的負担を大幅に軽減できます。特に「費用が不安で相談をためらっている」という人にとって、法テラスは有効な選択肢です。
2-4. 各市区町村役場の法律相談窓口(一部で電話相談にも対応)
最後に、各市区町村の役場が設ける法律相談窓口も注目すべき存在です。地域によっては、弁護士が定期的に無料相談を行っており、一部では電話による相談にも対応しています。たとえば、東京都内では台東区、新宿区、港区、練馬区などが午後から25分から30分程度の電話相談を実施しています。
ただし、対応日時が限られていることが多く、予約制の場合もあります。また、借金に関する相談は内容が複雑なため、電話では概要確認にとどまり、面談を案内されるケースも少なくありません。それでも、身近な場所で法律相談を受けられるという点で大きなメリットがあります。
私の経験でも、役所の窓口で相談された方が「弁護士が身近にいると知って安心した」と話されることがよくあります。地元の行政機関が提供する相談は、特に高齢者やネット利用が難しい人にとって頼れる存在です。
3. 弁護士以外に電話相談できる窓口
債務整理の悩みは、弁護士以外の専門機関にも電話で相談できます。費用の不安がある人や、まずは軽く話を聞いてほしい方にとって、これらの窓口は有力な選択肢です。以下では、代表的な4つの相談窓口を紹介します。
3-1. 司法書士事務所
特別な認定を受けた認定司法書士は、弁護士と同様に債務整理に対応できます。任意整理や過払い金請求のほか、債権者との交渉に応じることもあります。電話相談を行う事務所も多く、状況を聞き取って解決策を提案してくれます。
ただし、司法書士が交渉できるのは「債務額が1社あたり140万円以下」の場合に限られます。それを超えると弁護士の対応領域となるため注意が必要です。地域密着で活動していることが多く、身近な専門家として頼りになる存在です。
3-2. 日本クレジットカウンセリング協会の多重債務ほっとライン
多重債務ほっとラインでは、全国に相談室を設け、無料の電話相談を受け付けています。専門のカウンセラーが借金や家計の悩みを聞き取り、返済計画や家計改善を支援します。電話後に希望すれば面談も可能で、クレジットカードやキャッシングの返済に困っている人に適しています。
【連絡先(東京センターの場合)】
電話番号:0570-031640
受付日時: 毎週月曜~金曜(12月28日~1月4日、祝日等を除く)
10時〜12時40分、14時〜16時40分
3-3. 貸金業相談・紛争解決センター
貸金業相談・紛争解決センターは、日本貸金業協会が運営する窓口で、貸金業者とのトラブルや返済の悩みを電話で相談できます。利息や返済条件の見直し、取り立てへの不安などを中立的な立場で助言してもらえます。また必要に応じて、貸金業者との間に入り調整を行うこともあります。
【連絡先(無料相談窓口)】
電話番号:0570-051-051(ナビダイヤル)
ナビダイヤルが利用できない場合 03-5739-3861 または 050-3494-7988
受付日時:9時〜17時(土・日・祝休日・年末年始休業日を除く)
3-4. 全国銀行協会
銀行のローンやカード返済に苦しむ人は、全国銀行協会の相談室を利用できます。金融実務に詳しい相談員が電話で対応し、返済計画や交渉方針を助言します。状況によっては、銀行との苦情処理やあっせん手続きに進むことも可能です。
【連絡先(無料相談窓口)】
電話番号 :0570-017003
受付日時:9時〜17時
月~金曜日(祝日および銀行の休業日を除く)
4. 債務整理を弁護士に相談するその他の方法
電話以外でも、弁護士事務所によってさまざまな相談スタイルが導入されています。自分の性格や生活環境に合わせて方法を選ぶことが可能です。
4-1. 対面での相談
最も伝統的で確実なのが、弁護士事務所での対面相談です。直接顔を合わせることで、弁護士の人柄や対応方針を見極めることができ、信頼関係を築きやすい利点があります。書類を持参しながら状況を整理できるため、手続きの流れを具体的に把握できる点も大きなメリットです。
一方で、事務所まで足を運ぶ時間が必要であり、仕事や家庭の事情で日中に時間を取りにくい人には負担となる場合もあります。ただし、債務整理を正式に依頼する際は、必ず一度は対面で面談を行うのが原則です。
4-2. オンラインビデオ通話による相談
Zoom、Google Meet、LINE通話などを利用したオンライン相談も増えています。事務所に出向く必要がなく、全国どこからでも弁護士に相談できる点が魅力です。画面共有機能を使えば、契約書や請求書をその場で確認しながら話を進めることも可能です。
ただし、正式な契約前には対面面談を求める事務所がほとんどでしょう。オンライン相談は、今後の大まかな方向性を確認したい場合に適しているといえます。
4-3. メールやLINEによる相談
近年は、メールやLINEを利用した相談対応も一般的になっています。相談内容を文章で伝えることで、話し忘れや誤解を防げるという利点があります。夜間や休日でも送信できるため、忙しい方にとっては便利な方法です。
ただし、即時の回答を得るのは難しく、複雑な事案では補足のやり取りが必要になります。あくまで初回の問い合わせや、必要資料の確認などで利用されています。
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5. 弁護士との電話相談を有効活用する方法
電話相談は手軽に利用できる一方で、相談時間に制限がある、相手の表情が見えず意図が伝わりにくいなどの難しさもあります。そこで、ここでは電話相談をより効率的に活用するためのポイントを紹介します。
5-1. 借金の情報を紙にまとめておく
まず、借入先・借入額・毎月の返済額・保証人の有無・毎月の手取り額などを紙に整理しておきましょう。これらが手元にあると、弁護士は相談者の現状をすぐに把握でき、最適な手続きを提案しやすくなります。情報があいまいなままだと判断に時間がかかります。
5-2. 後ろめたいことも正直にすべて話す
弁護士への相談では、隠し事をしないことが何より重要です。消費者金融からの借り入れだけでなく、親族や友人からの借金、副業収入なども正直に伝えましょう。隠してしまうと、適切なアドバイスを得られないだけでなく、裁判所で虚偽が発覚した際に不利益を受けるおそれもあります。弁護士には守秘義務があるので、安心してすべて話して構いません。
5-3. 些細な疑問も残さず質問する
相談中に「これは聞いてもいいのかな」と迷うようなことでも、必ず質問しておきましょう。たとえば「家族に知られる可能性は?」「手続きを途中でやめたらどうなる?」「費用はいくらかかる?」など、疑問を解消することで不安が軽減され、次の行動に移りやすくなります。
5-4. メモを取りながら聞く
電話相談では、後から内容を思い出せないことも多いため、メモを取りながら聞くようにしましょう。特に費用や手続きの流れ、他社との違いなどは、後で比較検討する際に役立ちます。相談後に家族と共有したり、他の事務所にも問い合わせるときの参考にもなります。
6. 債務整理で弁護士に電話相談する際の注意点
電話相談は便利な一方で、対面相談とは異なる注意点があります。事前に把握しておくことで、より有意義な相談が可能になります。
6-1. 時間制限があることが多い
電話相談では、無料・有料を問わず時間制限が設けられていることが多く、一般的には30分程度が目安です。有料の場合、30分で5,000〜10,000円ほどかかるケースもあります。そのため、弁護士に聞きたい内容はあらかじめ整理しておき、必要な情報を端的に伝えることが重要です。
6-2. 電話相談だけでは契約を結べない
電話相談はあくまで初回の情報提供や方向性の確認を目的とするもので、電話だけで契約を締結することはできません。正式に依頼する場合は、弁護士と一度面談して委任契約を結ぶ必要があります。遠方の事務所を選んだ場合、移動の負担が生じることもありますが、全国対応の事務所であれば大きな支障はありません。
7. 債務整理で弁護士に電話相談に関するよくある質問
Q. 電話相談だとアドバイスの質は落ちる?
必要な情報がそろっていれば、判断の正確さは変わりません。ただし、書類確認ができないため、契約書や請求書などの資料は後日メールや郵送で共有するとより具体的な助言が得られます。
Q. 電話相談したら必ず依頼しなければならない?
そのような義務はありません。相談を受けた弁護士が「依頼を強制する」ことは一切できません。相談だけで終了しても問題なく、費用も発生しないケースが大半です。安心して「話を聞くだけ」のつもりで利用して構いません。
Q. 匿名での電話相談は可能?
初回相談では、匿名での相談に対応している事務所もあるかもしれません。ただし、具体的な手続きを進める場合は、氏名や住所などの本人確認が必須です。相談時に「匿名でも大丈夫ですか」と確認しましょう。
Q. 家族や勤務先に電話相談したことが知られる心配はある?
弁護士には守秘義務があり、相談内容が第三者に漏れることは絶対にありません。また、実際に依頼した場合も、電話番号の表示や書類の郵送方法にも配慮してもらえるため、周囲に知られず安心して相談できます。
Q. 24時間365日、債務整理の相談ができる相談窓口はある?
ほとんどの弁護士事務所では24時間365日、メールフォームで相談を受け付けています。営業時間外に送信した内容は、翌営業日に順次対応されるのが一般的です。
8. まとめ 弁護士への電話相談は、ポイントを押さえれば有効活用できる
弁護士への電話相談を利用することで、来所せず手軽に債務整理に関する専門家の助言を得られます。弁護士事務所だけでなく、弁護士会・法テラス・自治体の相談窓口なども無料法律相談を受け付けており、費用面が不安な人でも利用しやすい体制が整っています。
電話相談はあくまで初回の方向性確認であり、契約する場合には対面での面談が必要ですが、借入状況を整理して正直に話せば、適切な手続きの見通しが得られます。ポイントを押さえて活用すれば、借金問題解決の第一歩として有効な手段となるでしょう。
(記事は2026年1月1日時点の情報に基づいています)
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