結婚を機に住宅と自動車を購入し順調な生活を送っていましたが、妻の退職により世帯収入が大幅に減少。その一方で、子どもの誕生なども重なり生活費は増加し、徐々にローンの返済が遅れるようになりました。自己破産も視野に入れたものの、なんとか自宅と車は守りたいという強い思いから、当事務所にご相談いただきました。状況を丁寧にお聞きし、最適な解決策をご提案しました。
ご相談時の状況から見ても返済は非常に厳しく、当初は自己破産も選択肢の一つとして検討されていました。しかし、住宅を手放したくないというご希望を尊重し、当事務所の弁護士が個人再生の申立てを提案。丁寧な資料作成と根拠ある説明を行い、無事に裁判所から認可を受けることができました。住宅ローンの返済期間を5年間延長することで、月々の返済額は従来の16万円から約4.6万円へと大幅に軽減。さらに、他8社に対する借入総額820万円も、個人再生の手続きによって164万円まで圧縮することができました。その結果、住宅や自動車を手放すことなく、合計で656万円の債務が減額され、生活の再建に大きく前進しました。
※事例の内容はご相談当時の状況や条件等によります。